シナリオとキャラクター、両方とも物語には必要不可欠な要素です。
人によっては「シナリオあってのキャラクター」という人もいれば
「キャラクターあってのシナリオ」という人もいます。
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結論としては……どっちも大事です。
物語の成立にはシナリオもキャラクターも両方とも大事です。
どちらかが破綻すれば作品の物語も破綻します。
ですが「優先すべきは」という点だとまた話が変わってきます。
Contents
シナリオとキャラクター、双方の扱いについて
優先すべきはどっち?
固定のファンについてもらうのを狙うなら優先すべきはキャラクターです。
もっと言えばキャラクターの造形や設定、他のキャラクターとの関係性の掘り下げなどです。
次に何故キャラクターが優先すべきなのか、という点です。
ぶっちゃけてしまうとシナリオが若干お粗末でもキャラクターがしっかりしていればファンが自分の頭の中で
補完してくれたりするからです。いわゆるファンアートですね。
実際のとある作品(流石に作品名は伏せさせていただきます)でもシナリオライターの力量はお世辞にも
決して良くなく物語の設定が一部破綻してたりしますがキャラクターの造形や関係性は
ものすごく優れているため(声優などの力もありますが)熱狂的なファンがついている、という作品もあります。
こういった例があるように「シナリオは優れてるけどキャラクターがいまいち」より
「キャラクターは優れてるけどシナリオはいまいち」のほうが読者の心に残りやすいのです。
ならキャラクターがよければどうでもいいのか、ということではありません。
キャラクターの暴走を抑えるのがシナリオの役割なのです。
シナリオとキャラクター、両方優れている方がいいのは当たり前です。
造形が優れてるキャラクターやシナリオを作るにはどうすればいいのか
売れている作品を参考にする
もう一番わかりやすい方法ですね。
成功している作品を見て学び、自分の作品に落とし込む。
これは今活躍してる作家の方々全員がやっていることです。
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・バトル物
・恋愛物
・ミステリー
・ホラー
・学園物
・異世界ファンタジー系 などなど……
作品には様々なジャンルがありますが、ジャンルに囚われず多くの作品に触れましょう。
小説、漫画だけではなく映画なども積極的に観てみましょう。
意外な発見やヒントが隠れてたりしますよ。
「このキャラなんかみたことある」「この設定よくあるよなー」なんていわれることもあるかもしれません。
しかしそこから自分だけの色を出すのが一番大事なことです。
今やこの世にある作品は数えきれないほどあります。
そこから誰も観たことがない設定、キャラクターを生み出すというのは至難の業です。
まず既存の設定や今売れている作品に触れて多くを学びましょう。
登場人物たちの解析を徹底して行う
物語に描写されている事柄だけではなく
「このキャラクターはこういう状況が重なったからこうなったのではないか」
「今までの積み重ねの結果、こういう発言をしたのではないか」というのを徹底して分析しましょう。
キャラクターの後ろ側、描かれていない部分を理解することによってあなたの作品のキャラクターにも
それが活かされより深みがあるキャラクターへとなります。
人気キャラの上っ面だけ真似をしてもペラペラなキャラクターしか生まれません。
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解析に限界を感じたらWikiなどを見てみる
ネットには漫画やアニメ、小説やドラマ、映画といった作品やキャラクターたちの概要が
纏められているサイトや掲示板などがあります。
そういったところは色んな人の意見などがあるため非常に参考になります。
・アニオタWiki(※おすすめ)
・Youtube(※おすすめ)
・ピクシブ百科事典
・ニコニコ大百科
・2ちゃんねる などなど
そういったサイトや掲示板をみて「この人は自分と同じ見解だ」なり「この人はこういう解釈をしているのか」と
言うのを参考にしてみましょう。
また違って観点が生まれて面白いですよ。
Youtubeだと声つきで動画を視聴できるので文字ばっかり見るのが辛くなってきたときにおすすめです。
歴史上の人物を参考にする
意外と実は有効な手だったりします。
「事実は小説より奇なり」
フィクションよりよっぽど現実離れした人物は人類の歴史には結構いたりするのです。
調べ方ですが「アニオタWiki」のサイトだとタグ検索などで調べることもできます。
「人類最強」とか「英雄」とか「魔王」とか……え?歴史上の人物を検索する単語じゃない?
大丈夫です、ちゃんとヒットしますから。
それかもしくはネットで普通に「歴史上の人物 すごい人」とか検索してみればヒットします。
まとめ
・シナリオとキャラクターの優先度はキャラクターのほうが上。
※シナリオに手を抜いていいというわけではない。
・キャラクターづくりにはジャンル関係なく色んな作品を観て解析する。
・解析に多くの視点を取り入れたい場合はサイトや動画を参考にする。
あなたが紡ぐ物語の中にはキャラクターたちが生きています。
生きているキャラクターである以上、薄っぺらいわけがありません。
生き生きした愛されるキャラクター作りには色々な解析が必要です。
多くを参考にしながら頑張りましょう!