ネタをひらめかせる考えとは?
ネタをひらめかせる考え方の前に、ちょっとここでキャラクターを
物語で動かすことについて考えてみましょう。
主人公であれば誰かと恋に落ちる、親友を弔う、親と敵対する、
仇敵と対峙して一度敗れるも逆転勝利を収める。
などなど色々ありますが今回の解説においてはそれは一旦横に置きましょう。
では何が大切なのか。
それは「ほとんどの作品は主人公含めたキャラクターの心の浮き沈みを書く」という点です。
もっと簡単に言うと「キャラクターの成長物語」です。
これが一番大切でネタをひらめかせる上で頭に置いておきたいところです。
そう思うのも無理はありません。
ですがだからこそ無意識にその思考が抜け落ちてしまう、というのも
案外あったりするものなのです。
ではこの大前提を念頭に置いた上で
ネタをひらめく方法を解説しましょう。
誰かの不幸話を参考にする。
さすがに知人や友人に
「ねぇねぇ、今までで不幸な出来事教えてよ!」
と、ドストレートに聞くのはやめましょう(笑)
人間関係にヒビが入っちゃいますからね。
ですが実体験の話は最高のネタです。
よく飲み会の席で同僚や上司、友人が直近の話や
昔話に花を咲かせたり、なんて光景ありませんか?
そういった席ではアルコールが入るので人の気は大きくなりがちで
口も軽くなる傾向があります。
そういう場では不幸話は話題に上がりやすいです。
人の不幸は蜜の味、なんて言葉もあるくらい
不幸話というのは人の好奇心を煽ったりや注目を集めるには
うってつけの話題なのです。
その話が聞こえてきたら輪の中に入ってうんうんと頷き
興味がありますという姿勢を示しつつ
「それでそのあとは?」「どうやって解決したの?」と聞き出しましょう。
聞き出したネタはそのまま流用してもいいですし
ちょっと立場を変えてアレンジしてもいいですね。
ネタ同士をミックスするものいいでしょう。
「職場の派閥争い」と「勝率の低い恋をしている女性の話」を
かけ合わせると一人のキャラクターが生まれてきそうじゃないですか?
「職場の派閥争い」を「敵対する勢力同士」に切り替えて
「勝率の低い恋をしている女性の話」を」「敵勢力にいる男性に恋をしてしまった女性」に
変えてみると……どうでしょう?
ドラマをもった女性キャラクターが生まれましたね。
筆者は飲み会の場は好きじゃないというかむしろ嫌いなんですが
こういうネタを拾ってこれると思うと
参加する意義はあるなって思います。
知恵袋を利用する。
おなじみ「Yahoo!知恵袋」です。
軽いものから重いものまで、色んな相談という名の
窮境に立たされている人たちの嘆きと懇願のネタもとい相談が
転がっています。
誰かと話すのが苦手、抵抗があるという人はここで
ネタを漁るのもいいかもしれません。
筆者はよく恋愛ネタを探します。
特にドロドロしたような感じのを。
ココがおすすめ
結構えげつないことを書いてることもあるので
ネタを拾う場所として意外と侮れないです。
SNSを利用する。
今の時代ならではの活用方法です。
知恵袋に比べて特定される恐れがあるため
深いところまで発信する人はあまりいませんが
それでも拾えるネタは「日常でのリアルな悩み」です。
人間の悩みというのは劇的で大きなものでなくても
小さなことの積み重ねが大きくなるというパターンもあります。
ちょっとした日々の悩みのネタを拾ってストックしておきましょう。
それを寝かし蓄えることによって引き出しを多くしておくのです。
通行人の会話からヒントを得る。
日々の通勤途中の電車の中で一組の男女や上司と部下、同僚同士などの
会話で思わぬネタを拾ったりすることもあります。
人の目があるので過激なネタは拾えないかもしれませんが
SNSよりリアルなネタを拾えるかもしれません。
参考
とあるホスト二人組のセリフも実際脚本家が
電車にいたホスト二人組の会話を参考にしたという逸話があります。
この二人組の会話はファンからネタにされることが多いので検索するとすぐ見つかります。
(内容を知ると「いやどんなゲスい会話してんだよ」ってなること必須ですが)
ネタは思わぬところに潜んでいる、といういい例です。
もし今まで意識してなかったのであれば耳を傾けるのもいいかもしれませんね。
まとめ
・物語の中で生きるキャラクターは「心の浮き沈みによる成長」によってドラマを作る。
・上記を念頭に置いてあらゆるところからネタを仕入れる。
・ネタ同士を掛け合わせてキャラクターのドラマのネタにする。
・ネタの大小関わらずストックして引き出しを多くする。
いかがでしょう。
ネタというのはそこらへんに転がってるもの。
ですが普段、意識していなければ拾えないものでもあります。
意識してみれば普段の億劫な通勤や通学の時間も彩りができるかもしれませんね。