小説を書く手法はさまざまですが必ずこれが正解!というのはありません。
プロの方々もあなたと同じく日々試行錯誤しながら
自分の作品をより良いものにするために努力と邁進を重ねています。
今回は
「せっかく話は面白いのに文章が読みづらくて損をしている人の特徴」
についてお話をしようと思います。
Contents
文章が下手な人たちの共通点
文章が下手、というのは様々なパターンがあります。
単に語彙力がないからとか表現の描写がいまいちとか
そういう理由だけではありません。
小説を書き始めたばかりの初心者の方は
この記事を読んで自分が該当しないかチェックしましょう。
造語を多用しまくっている。
異世界ものの作品にはありがちなパターンです。
誤解しないでほしいのは造語を使うことは決して悪いことではありません。
異世界感を出すために造語を使うのは極めて基本的な方法です。
ところがそんなことはありません。
一回造語の説明をしてもぶっちゃけほとんどの読者はそれをおぼえていません。
造語というのは何度も何度も作中で使用して初めて読者が
「ああ、この造語ってこういう意味なのね」と理解するのです。
初めて出した造語をつらつらと長文で説明
→次の造語を出してつらつら説明
→また次の造語を出してつらつら説明
→またまた次の造語(以下略)
こういうことをやってしまうと読者の頭は整理されず
「??????」となりあなたの作品から離れてしまうのです。
ココに注意
切り分けて考えましょう。
何でもかんでも造語にすればいいってわけではありませんからね。
もう一つ注意点として「一つのセリフに造語を詰め込みすぎない」ようにしましょう。
一つのセリフに3つも4つも造語が詰め込まれると何が何だがわからなくなります。
なので一つのセリフに入れる造語は一つ、最低でも二つまでに留めましょう。
長い文章をつらつら書いてる。
これは単純に読みにくいです。
小説は読者に楽しんでもらうためのものであって
読者にストレスを与えることは厳禁です。
地の文が長いのもそうですがキャラクターのセリフが長いのもNGです。
逆に短いセリフで結論を出すものは読者の頭に残りやすいです。
それが読者の中で名言として語り継がれたりもします。
そういうのは大抵短いセリフが多いですよね。
もしご自身が書いている小説が長い文章多用しているかも?と思われた場合は
削れるところを吟味したり他の言い回しをして短くしてみる工夫をしましょう。
一番大事なのは「読者に楽しんで読んでもらう」ことだというのを忘れずに。
難解な単語を使いまくってる。
これも読みにくいです。あと意味も分かりにくい。
頭のいいキャラクターに難しい単語を言わせて
聡明っぽくみせる、なんてことはよくあることですが……。
難解な単語は読者のストレスにつながるときもあります。
ここに長い文章がプラスされると一発アウトです。
難解な単語を言わせないと聡明なキャラクターを描写できない、なんてことは
決してありません。
あと使った方がカッコよく見えるから、なんて理由で使ってる場合はやめましょう。
改行などを意識していない。
小説を書く上で意外と大事なのは改行などによる見栄えです。
改行されずずらぁ―――っと書かれてる小説を見ると疲れませんか?
少なくとも私は疲れます。
文章も長くない、造語も多用していない、難解な単語を使ってないのに
改行を意識してないと読者は離れてしまいますよ。
ココがポイント
この記事にしてもそうです。
当サイトの記事は改行を意識して作成しています。
何故かというと訪問者であるあなたが読みやすいように工夫をしているから。
見栄えは小説を読んでもらう上で大事な部分です。
うっかり気を抜きがちではありますが意識してみましょう。
書き上げた作品を読み返さない。
読み返すことはとても大切なことです。
もしやっていないなら、すぐにでもやりましょう。
誤字脱字を見つけることもできますし
本当に自分が書いた文章が読者に理解してもらいやすい
楽しんでもらえる文章なのか、きちんと再確認しましょう。
注意なのは、さーっと読み返すのではなく
じっくり一文字一文字しっかり読み返しましょう。
どうしてもさーっと読んでしまいがちですがそれでは意味がありません。
意識してきちんと読み返しましょう。
まとめ
・造語を多用しすぎない。
・長くて難解な文章は書かない。
・改行による見栄えと読み返しを意識する。
いかがでしょうか。
ちょっとした工夫であなたの作品に読者はとっつきやすくなり
そして好きになってくれたりするものです。
ぜひ意識して試してみてください。
この記事があなたの創作活動の力になれますように!