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はい、アウトです(笑)。
ほとんどの作者の方たちが自分の作品の中でお気に入りキャラはいると思います。
ですがそれを作中で思いっきり過剰贔屓してゴリ押しするのは絶対してはいけません。
読者曰く「作者のキャラ萌え」と揶揄されて嫌悪されがちです。
今回はお気に入りキャラの扱いで注意すべき点をいくつか紹介します。
ご自身で当てはまるところはないか今一度振り返りましょう。
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・主人公を含めた 他のキャラが特別な力を行使するとデメリットが発生するのにお気に入りキャラの場合だけ特に理由もなく(あったとしても到底納得できない薄っぺらい理由)デメリットが発生しない。
・他のキャラなら詰むような状況なのにお気に入りキャラの時は周囲が都合よく助けてくれたり動いてくれたりする。
・作中で批難されるような行動や発言も特に責められないもしくはなぜか絶賛されたりする。
・やたら周りのキャラたちに「さすが〇〇!」や「そんなことできるなんてすごい!」と持ち上げられている。
・何回も繰り返しお気に入りキャラの悲しい過去とかを持ち上げて周囲に「可哀想」「それでも頑張るなんて健気」など言わせている。
・作中の時代から考えるとお気に入りキャラの言動は懲罰必須なのに誰もそれを指摘しない。
・他のキャラクターに比べて可哀想な目にやたら遭う→「こんなに頑張ってるのに可哀想!」→また可哀想な目に遭う→「こんなn」
・主要キャラでもないのに物語に出しゃばってくる。
・主人公やヒロインを差し置いてやたら目立つ。
・お気に入りのキャラクターに対してだけ裏設定や裏話などをたくさん作って披露する。
・「××はできないのに〇〇はできるなんてすごいね!」という風に他のキャラを貶めてお気に入りキャラを持ち上げている。
・設定がやたら盛り盛り、しかもそのほとんどが本編に関係なかったり意味のない設定。
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Contents
何故お気に入りキャラを全面に推し出してはいけないのか
読者は作者の萌えを見たいわけじゃない
誰かの好きは誰かの嫌い、誰かの萎えは誰かの萌え。
筆者はよくこの言葉を書いていますが、まさにこれなのです。
あなたにとっては「最高に可愛くてカッコよくて完全無欠で誰からも好かれる史上最高のキャラ」でも読者にとってはそうではありません。
どこかの媒体でひっそりやっていてお金もなにも発生していないならまだ
「あーイタタタタタ(笑)」
ぐらいで許容されることもありますが(これはこれでダメージ大きいですが)
もしこれがお金が発生していた場合、読者からしたら
「お金払ってまで作者のキャラ萌えなんて見たくないんだよなぁ……」
……となっちゃうわけです。
読者はあくまで物語、そしてその中で生き生きと生きるキャラクターに惹かれて
作品を見てくれているのです。
純粋に物語を楽しんでくれている人、キャラクターに惹かれている人、生き甲斐にしてくれている人もいます。
読者の人たちは作者の思想や贔屓が反映したキャラクターは見たくはないのです。
作品はあなたが生み出したものではあります。ですが好き勝手にしていいというわけじゃありません。
世に出しファンがついてくれた以上、あなたには作者としての責任が発生します。
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作者のキャラ萌えで作品の根幹が破綻する可能性が飛躍的に高くなる。
自分のお気に入りのキャラクターを持ち上げたいがために、作品の根幹と矛盾が発生したり
キャラクターの関係性がおかしなことになったり……といった弊害が生まれる可能性がとても高くなります。
「いやいや、そんなバカなことあるわけないじゃん(笑)」
……って思うあなたは正常です。
そんなアホな、っていうことが実際起こってしまってる作品があるのです悲しい話ですが。
アニメやゲームなどの媒体では制作側の人がキャラクターの中の人(声優)を推していたがために
その声優が担当しているキャラクターを贔屓しまくった結果、作品の根幹である設定が破綻し
シリーズ一の駄作という不名誉なレッテルを張られた作品もあります。
作者のお気に入りキャラのせいで読者が好きなキャラの扱いが悪くなる
作者のお気に入りキャラというのは思っている以上に読者は見破る力が強いです。
特に自分の推しキャラと作者のお気に入りキャラが絡んでいた場合はより一層読者の感づく力は強くなります。
お気に入りキャラの持ち上げに自分の推しキャラが使われたら読者はどう思うでしょう。
お気に入りキャラのすごさを手っ取り早くわかりやすくするために自分の推しキャラを無能使いされたら
物語の展開をお気に入りキャラに都合よくするために自分の推しキャラを雑に扱われたら
お気に入りキャラが幸せになるために自分の推しキャラが適当に描写されて退場させられたら
私が読者の立場なら怒髪冠を衝くことになるでしょうね(笑)
そもそもキャラクターの有能さは誰かに言わせるとか誰かを踏み台にして描写するべきことではないのです。
それしかできない時点で作者としての力量はお察し、ということです。冷たい言い方ですが。
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しかし自分で客観的に見直す、というのは難しいところがあります。
そういったときは忌憚なき意見を言ってくれるような場所や存在などを頼りましょう。
まとめ
・お気に入りキャラの持ち上げに他のキャラを使わない
・物語が破綻するようなお気に入りキャラの描写は絶対だめ!
・読者は作者のキャラ萌えなんて見たくない。
筆者はSNSなどで「〇〇はお気に入りのキャラ」って作者が公言するもの正直否定派です。
何故なら一度そういう発言をしてしまうと読者はどうしてもそういったフィルターを通してキャラクターを見てしまうからです。
お気に入りキャラを作るな、というわけではありません。
作者も人間。好き嫌いはどうしても生まれます。
ですが、作者であるあなたが気持ちよくなるためだけにお気に入りキャラを描写するのは絶対だめです。
せっかくあなたの作品を好きになってくれた読者を悲しませるようなことはやめましょう。