物語を作りキャラクターを生み出す存在である作者。
作者も人間であるがゆえに好き嫌いはどうしても発生します。
たとえそれが自分が生み出したキャラクターであったとしても。
しかし物語をつくり、誰かに作品を見てもらい、ましてやお金が発生している場合だと
自分の好き嫌いでキャラクターの扱いを安易に決めてはいけません。
何故ならどんなキャラクターであろうとそのキャラクターを愛してくれる読者は必ずいるからです。
誰かの好きは誰かの嫌い、誰かの萎えは誰かの萌え。
作者であるあなたは自分の好き嫌いでキャラクターの優遇不遇を決めてはいけないのです。
作者ゆえにやってしまいがちな行動は作中のキャラクターの扱いだけではありません。
やってしまいがちな行動を以下にまとめました。
自分が該当していないか今一度確認しましょう。
Contents
自分がやらかしてないか確認しよう!
SNSなどで自分のキャラクターの好き嫌いを公言している
今はSNSが普及し不特定多数と繋がれるのは当たり前の時代です。
そんなSNSでうっかり
なんて発言してしまったら……。
「え……私〇〇のこと好きなのに作者に嫌われてるんだ……」
「〇〇って作者に嫌われてるから別に叩いてもいいよね(笑)」
「お前の好きな〇〇って作者に嫌われてるらしいじゃんウケる」
「〇〇、作者に嫌われてるからきっといい出番はもらえないよね……(泣)」
っていうことになりかねません。※あくまで上の反応は一例です
これだけではなくそんなことをSNSなどでつぶやく作者である
あなたに対しても不信感が募ることになります。
ネガティブな発言は基本的に誰も喜びませんからね。
発言には責任が伴います。迂闊な発言は控えましょう。
やたら不条理な目にあってる
物語に必要な困難や苦境という範疇を明らかに超えてるような
理不尽な目にあわせてませんか?
あまりに度を越えた描写は読者を辟易させます。
展開上仕方ない描写はあると思いますが私情を挟んでの描写はやめましょう。
他のキャラに比べてあまりにも活躍しているシーンが極端に少ない
どうしても好きなキャラクターを活躍させたいあまり
好きじゃないキャラクターを蔑ろにしてしまうこともあります。
他によくあるケースとしては自分のお気に入りキャラを持ちあげるために
踏み台にしたり太鼓持ちにさせたり当て馬やかませ役をさせたりするというのもやってしまいがちなやらかしです。
ですが冒頭でも書いたように誰かの嫌いは誰かの好き、誰かの萎えは誰かの萌え。
ここは作者の仕事としてしっかり割り切りましょう。
まとめ
・SNSなどの媒体でキャラクターの好き嫌いを発言しない。
・きちんとどんなキャラクターにも活躍の場を作ってあげる。
誰かに愛されるキャラクターを生み出したあなたはすごいのです。
嫌いだから、好きじゃないからなんて理由でそのキャラクターが輝ける場所を奪ってしまうのは
あまりにももったいないし悲しいことです。
今一度自分を振り返って物語を紡いでいきましょう。